本屋でのアルバイト募集をたまに見かけます。
本屋へ買い物に行って様子を伺ってみると、レジで接客をしている様子や、本棚の整理をしている様子を伺うことがありますが、実際楽なのかきついのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
実際本屋で働いたことのある友人にも聞いてみたところ、静かでまったりしてそうだけど、忙しいし面倒だよ、という事を耳にしました。
私自身も大学生時代に1年半ほど、実際に本屋でのバイト経験がありますので、実際楽は楽しいのか、実体験を元にご紹介したいと思います。
目次
本屋でのアルバイトの仕事の内容とは?
本屋では、主にどのような仕事があるのでしょうか。
私が体験した仕事内容を実際に紹介していきたいと思います。
まず、基本的なのは接客の伴うレジ打ちがあります。
接客中の対応による会話もできなければなりません。
そして、お客様が入店されたとき、レジに来られた時、店を出られるときは必ず大きな声で挨拶も必須となります。
また、商品の販売だけでなく、商品の場所をお伺いされたり、在庫があるかも聞かれることもあります。
購入したい本がない場合は、取り寄せや予約注文を受け付けることもあります。
取り寄せや予約が発生した場合は、その発注業務もあります。
他には、余った本の返品作業等もあります。
次のように、実際に私が体験した仕事内容と経験内容をお伝えしたいと思います。
レジ打ち
当たり前のようにいつも発生するレジ打ちです。
お客様が購入する際は必ず発生するのですが、これがなぜかお客様が一人並ばれると続けて次の方が続々と並ばれることが多く、レジ対応が連続になってしまうという事です。
勿論、時間帯にもよるのかもしれないのですが、並ぶときはなぜかいつも連続が多いイメージでした。
人の習性なのか、全くの偶然なのか。。。私は偶然だと思っているのですが、このような時が多かったです。
並ばれると、次の人をなるべく待たせてはいけないという気持ちもでて、焦ってしまうこともありました。
あと、レジに商品を持って来られた際に、「何という本の次の入荷日はいつですか?」という事や、「あの本はどこに置いてありますか?」などの質問を受けることがあります。
商品をお持ちになられる前などならよいのですが、レジに並んでいる最中に質問されることも多く、答えを考えている最中や、在庫状況や場所を調べていると、次のお客様を待たせてしまうという事も起こります。
時には、並んでいるお客様が不機嫌になられてしまうこともあり、早く済ませなきゃ、という焦りの気持ちも出てきてしまって大変ですね。
他には、商品を注文や予約をされるお客様の対応も、レジで行いますのでなかなか時間がかかります。
また、時には購入された本が間違えていたので、返品を受け付けて欲しい、といったお願いや、本の破損によるクレーム等もあります。
購入された本の返品は、レシートがあれば基本的に受けつけても良いことが多かったですが、内容にもよります。
また、本の破損によるお取替えも受け付けていました。
在庫があれば、簡単に交換できるのですが、もし購入された時のが最後の一冊であった場合は、新しい綺麗な本を再発注して追加しないといけないという事もあります。
在庫がない時は仕方がないのですが、交換できずにお客様を数日から数週間待たせてしまうこともあり得ます。
それでもご納得して頂ければよいのですが、納得できずにクレームとなる場合があります。
その場合は、とりあえず一旦ご返金でご納得して頂けるようにするのですが、交渉力も必要となります。
その前に、そういった対応で良いか、責任者へ先にまず確認するところも大事な部分です。
レジを打って、ただ商品を販売するだけではないところが、大変なところです。
新商品の登録作業と品出し
毎週のようにくる本の発売日。
入荷したものの数が合っているかをまず検品します。
もし過不足があれば業者への問い合わせや対応が発生します。
検品した商品の、レジや在庫状況への登録作業も発生します。
意外と、登録されていないバーコードが多かったりします。
特に、新規での入荷となると、本の名前や種類、価格などをバーコードを通じて登録して入力などが必要になります。
そして、検品と登録作業が終わったら本棚への配置が待ってます。
これも意外と大変です。
本の種類やジャンルごとに置いてある場所は勿論わかれていますから、整理して配置することはなかなか大変であり、時間もかかります。
どの種類やジャンルを、どこの場所に置くのかを判断して並べなければいけないため、その知識と、場所を覚えることも必要になってきます。
日々の閉店時レジ締め作業
閉店時のその日の売り上げを数え、レジ締め作業をしなければいけません。
それぞれのお札の枚数を数えたり、コインカウンターで小銭を数え、それぞれをレジ画面に入力し、処理を行います。
売り上げた本の数と、レジ内に入っているお金に誤差が出ることも実際、あってはならないことであるのですが、人のやることですので、たまに出てきます。
出てきてしまった場合には勿論店長へ心苦しい報告をしなければなりません。
たまにあることなので、仕方のないことではあるのですが、しかし報告へいくとやはり注意もされますし、辛いところでもあります。
しかも、締め作業を行うのは遅番で仕事に入った方がほとんどなので、早番で入った方の時のミスはあまり目立たず、遅番のせいにされたりするので私はこの部分は非常に辛く感じていました。
本屋でのアルバイトは楽しい?
辛いことやきついことは多いですが、楽さや、楽しさを感じる仕事もありましたので、紹介したいと思います。
新しい本の発売日や種類を知ることができるところが楽しい
次に発売される本の最新刊や新作の情報を、一般の方より業務上早く知ることが出来ます。
勿論、情報解禁になってからでないと、一般の人にはお知らせできないというケースもありますから取り扱いには十分注意が必要です。
自分の今後の楽しみやモチベーションに繋げることができると思います。
情報を知るだけではなく、お客様がカウンターに新商品の予約受付に来られることもあります。
予約を受け付けることで、どのような本がこれから出るんだということや、どのような本を求められているのかという傾向も知ることが出来ます。
そのような動きを知ることも楽しいと思える部分になると思います。
業者への返品作業が楽しい
売れ残った本は出荷業者へ返品をしないといけません。
売れ残りとしていつまでも店に置いておくわけにはいかず、ある程度置いてよい時期が決まっていたりします。
その残った本を片手で持てるサイズくらいの端末にバーコードを読ませて本の数を数え、ダンボールに詰めてそれぞれ出荷元業者ごとに区分分けし、返送をしなければなりません。
本のバーコードは全て何回でも読み込めるため、例えば一冊しか返品対象がないのに、間違って二回通してしまったりして、被りがないようにも注意しなければいけません。
返送の際も、ダンボールに詰めて、送り状を間違いなく貼る作業も発生しますね。
しかし、倉庫の中に入り、一人でゆっくり本を数えながらダンボールに詰めていく作業が中心でしたので、個人的には楽に感じた仕事でした。
特に作業として気を付けていたことは、端末で二重に商品を読み込ませていないかという事でした。
当時使用していた端末は、ダブりの商品があった場合はエラーなどはでませんでしたので、数を間違えないように注意する必要がありました。
レジにその分立たなくてよいので、私は返品作業は好きでした。
店の本の配置やジャンルを覚えることが楽しい
特に自分の趣味に近い本の置いてある場所は一番気になると思います。
新しく発売される本を配置したりするときに特に、早く覚えることもできます。
新しくない本でも、在庫補充の際は、好きなジャンルの本ですとそれだけで楽しい気分になると思います。
興味を持っていなかったジャンルでも、入荷してきて、作業を行なうことで自然と覚えていく事もできますので、一石二鳥ですね。
本屋でのアルバイトで働いてみた感想
私はゲーム雑誌や、ゲームの攻略本、コミックが好きなため、その情報を得たり新しい本を買ったりすることが好きでしたので、本屋で仕事をこなしながら楽しくアルバイト生活を送る事が出来たと思います。
それだけでなく、本の種類の名前を覚えたり、知らなかったジャンルも新たに覚えたりすることが出来ました。
働くということの社会勉強にもなりましたので、とても良かったと思います。
まとめ
個人的な結論から言いますと、本屋でのアルバイトは楽な方であったと感じました。
レジでの接客も時間帯を除き、決して多くはないと感じました。
ただし、お客様から本の場所や在庫状況を聞かれることもありますので、配置や発注状況を頭に入れておく必要はあります。
少し専門的な部分に感じるかもしれませんね。
個人的に辛かったのは、上司や同僚との人間関係でした。
仕事の内容ではなく、そちらの方で自分は辛かったと感じたため、仕事の内容は自分には合っていると感じました。
よって、私は本屋でのアルバイト、是非ご機会がありましたらお勧めしたいです!